≪秘伝10 腸(ちょう)≫
「腸」という呼び方は「小腸と大腸」の総称。小腸には「十二指腸、空腸、回腸」が、
大腸には「盲腸、結腸、直腸」があるそうです。ここでの「腸」は、大腸を主としたお話です。
Ⅰ.腸内環境整備
A.腸内の善玉菌と悪玉菌
善玉菌:乳酸菌。その代表がビフィズス菌
→ エサはオリゴ糖
悪玉菌:代表 ウェルシュ菌
→ エサはタンパク質
B.食物繊維で、腸の働きを整える
水に溶けない食物繊維 → 腸の中で水を吸って繊維が大
きくなり、腸壁刺激。
水に溶ける食物繊維 → 繊維を腸内菌が食べて、善玉
菌の好きな酸を出す。
C.マッサージで、 腸の 上行→横行→下行→S字結腸 →
直腸 へと便を送る。
D.有酸素運動で、 体が温まり新陳代謝増、排便筋力アッ
プ、副交感神経優位。
*腸のぜん動運動(食物を送る)がほとんどない状態。→「ストレス腸」(松生恒夫氏)
*小腸は第二の脳と言われ、脳指令以外独自な判断で動く神経細胞がある。大腸は脳指令
で動き、ストレスに左右される。
*NK細胞などの免疫細胞の70%は、腸に居る。リンパ球も多く腸に居る。(奥村康氏)
Ⅱ.腸内環境整備のためにすること
①ア.乳酸菌を外から入れる(食べる)
動物性乳酸菌:代表がヨーグルト
植物性乳酸菌:発酵食品に含まれ、腸まで届く(漬け
物,味噌,納豆など)
イ.オリゴ糖含有物を食べる
大豆、味噌、しょう油、バナナ、ごぼう、玉ねぎ、
アスパラ、牛乳
ウ.食物繊維を食べる
ごぼう,おくら,大豆,わかめ,おから
②腸もみマッサージ、腸もみ入浴
③ジョギング、ウォーキング。
雨の日には、「踏み台昇降運動」。ズボラな貴方には、湯
たんぽ!
Ⅲ.見えてくる生活
ヨーグルト食べ →ジョギングし →腸もみ入浴をし→ ごぼうの
味噌ヌタ和えと納豆で ご飯食べ →湯たんぽ抱えて、寝っちま
う! っていう生活。
Ⅳ.結論
腸によくっても、心身全体によくなければ、ダメッ! 漬け物ばかりでは塩分摂り過ぎになる。ストレス解消も大事。 要は、バランス。「腸への優しさを含んだバランス」の良い生活を。 腸(?)に手をあてて考えてみよう。