0.七里岩ライン
基点:韮崎市の「本町」信号
終点:北杜市の甲六橋
エコーライン
基点:富士見町の「おっこと亭」下交差点
終点:茅野市の「渋川橋」信号(ビーナスラインとの交点)
ここでは、「本町」信号から 「渋川橋」信号に向かい進む。
1.平和観音
八ヶ岳から出た溶岩が、ニラの葉っぱのように細長くのびる。
その先端の丘の上に、真っ白な観音様が立つ。
遠くからもよく見える。戦後建立した、平和観音。
車で丘の上に行くことができる。
2.韮崎市民俗資料館
青坂を上り、交差点を右折すると、人家の中に民俗資料館があ
る。
3.新府城址
上に登っても何もない。武田勝頼が織田信長の襲撃に対して作
った城。昼夜の工事で8か月で完成した。信長の軍がせまり、
勝頼は自ら火を放ち、天目山で自害。信長の鉄砲隊に対応させ
て作った「出構」の跡がある。
夏目橋から西側を見下ろしながら進む。
並走する国道20号線、暴れ川と呼ばれた釜無川が眼下に。
向こうの(西側)山の下が、フォッサマグナライン。
4.オオムラサキセンター
国蝶のオオムラサキを飼育、羽化させ、金網で囲まれた場所で見
ることができる。6月羽化。7月上旬から中旬が見学時期。
入場料400円。
5.清春白樺美術館
武者小路実篤らの白樺派が作った芸術村。
特徴ある3階建の建物は、作業所、工房 等。
美術館は、右手の白樺林の中にある。
立村当時に植えた桜の古木並木。桜の名所。
6.大滝神社
八ヶ岳、最大級の湧水。滝のように湧水が流れ落ちる。
標高1,000mとすると、約50年前の雨水が流れ出ている。
入り口は2か所あるが、線路の下のトンネルを通り入るのがい
い。レストラン有り、ニジマス釣りもできる。
7.六甲橋
ここまでが山梨県で、七里岩コースの終点。
長野県に入る。長野県道17号線。
左に下れば、井戸尻遺跡。
縄文前期・中期に縄文文化が栄えた場所である。
更に進み、道路左わきに「小六石」。
戦国時代に、武田信玄の家臣、岡田小六がここに居を構え、
諏訪の人や物の動きを探って、信玄に報告した。信甲境付近。
8.エコーライン
ここから、エコーラインが始まる。
景色を楽しむドライブコース。視線を上げ遠方を観よう。
右から、八ヶ岳、蓼科山、霧ヶ峰、北アルプス、
フォッサマグナライン、甲斐駒ケ岳、北岳、左後に富士山。
山村風景、高原風景、鎮守の森、神野(こうや)と呼ばれた
神々の住む草原、人々の生活集落。
「たてしな自由農園」。
車の窓を開けて、ゆっくりと走りたいものです。
9.「一番塚」信号
御柱祭の御柱は、八ヶ岳の奥深くから神事のもとに引き出され
る。その御柱の1番目を、ここに安置しておく。その場所を示し
た塚。祭りの日がきたら、ここから曳き出す。
10.尖石(とがりいし)縄文考古館。(500円)
康耀堂(こうようどう)美術館。(300円)
日帰り温泉「縄文の湯」。(400円)
尖石遺跡は、井戸尻遺跡と並び、八ヶ岳西麓の代表的な遺
跡。出土土器の文様の美しさは、他遺跡土器を抜く。妊婦の
土偶「縄文のビーナス」は国宝。
康耀堂美術館は、尖石縄文考古館の隣。京都造形芸術大学の
付属美術館。館長は、千住博氏。明るく、気持ちの良い美術
館。中庭でイベントも開かれる。
縄文の湯は、茅野市市営の温泉。
11.終点:渋川橋
更にエコーラインを進むと、「新井上」信号。右折すれば奥蓼
科、御射鹿池方面に行くのだが、直進する。
そして、「芹ヶ沢南」信号でメルヘン街道(R299)と交差。
「芹ヶ沢西」信号でR152号線と交差。
その先、大きくカーブして「渋川橋」信号。この信号でエ
コーラインは終わり、ビーナスライン(R192)に接続する。