2015/10/03 更新
0.集合・移動
「 オギノ 諏訪店 」駐車場に集まる。
ここなら、日中、車を置きっぱなしにしておいても、
ほぼ大丈夫。 ここが解散場所になる。
見学場所に移動する途中、「八ヶ岳高原大橋」を通る。
高さ110mの鉄橋。約25階建てビル屋上の高さだ。
脇に、中村農園の販売所がある。鳥肉や高級鶏卵で有名。
1.フォッサマグナ発見地点
「平沢峠」 標高 1,450m
1875年(明治8年)に
ドイツの地質学者 ナウマン博士(ナウマン象の命名者)が、
この地点に立ち、右に八ヶ岳連峰、左にツイタテ状の南アルプスを見て、
フォッサマグナを構想した。
近くに、海の口城城主「平賀源心の胴塚」がある。
武田信玄、16歳の初戦勝。
源心の胴をここに埋め、首だけ甲府に運んだという。
戦争は、昔も今も残酷である。・・・という訳で、
戦国時代の主要古道の上に立っていることも感じてほしい。
2.国立天文台
正式名称は、「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」。
パラボラアンテナは、
親アンテナ(直径45m)1台、
子アンテナ(直径10m) 6台、
孫アンテナ(25㎝~3m) 84台。 計91台ある。
「親」と「子」は、宇宙からの電波を受信。
「孫」は、太陽を観察する電波望遠鏡。
無料で見学ができるが、その時は携帯の電源を切らなければいけない。
そりゃそうだ。微量な電波の受信場所だから。
脇に「野辺山派遣隊之碑」がある。
少年飛行兵が、ここで訓練を受け、散っていった。
現在は科学のエリアであるが、
七十数年前は、殺りく訓練の場であったことを、
忘れてはいけない。
3.びっくり市
高原野菜を中心に、大量売り、安売り の販売店。
品物は、野辺山高原産に限らず、山梨県や海外からの物もある。
段ボール箱で安く買って、お友達と分け合う方法はどうか。
大型観光バスの客が、降りて野菜を買う姿も見られる。
広い駐車場、トイレ、東側から八ヶ岳の眺め、よし。
4.日本の おへそ
地図を作る時の、起点場所の1つ。
長野県・山梨県・新潟県・静岡県 4県の起点。
日本列島から見て中心、つまり「日本のおへそ」。
「平面直角座標系 第八原点」が正式名称。
5.ぴんころ地蔵
佐久市野沢にある、成田山の入り口にある。
時勢に乗った民間信仰のように思える。
野沢商店街の戦略のように思えるが、それもよし。
ピンピンコロリは、私も望むところである。
6.昼食「佐久の草笛」
「信州の蕎麦街道」などという言い方は知らなかった。
蕎麦の「草笛」は、長野県内に6店舗あり、その一つ。
盛る蕎麦の量の多さに注目。
メニューに、小盛り80円引きと書かれているほど多い。
休日の昼時には空き席待ちの列ができる。
下の、蕎麦の写真は、
右、もりそば(\610)。左、かき揚げ天そば(\780)。
店名から、島崎藤村の抒情作品を思い出させてくれる。
7.黒耀石体験ミュージアム
鷲山(わしやま)で採れる黒耀石。ここを、星糞(ほしくそ)峠と呼ぶ。
なんと汚らしい峠名だろうか。
が、黒耀石を見ると、そのキラキラと輝く美しさに惹かれる。
日本各地から出る黒耀石は、X線により全ての産地が分かる。
星糞峠で採れた黒耀石は、3万年昔、青森県まで行っている。
逆に、伊豆の神津島で採れた黒耀石が、黒潮を越えて、
野辺山(矢出川遺跡)まで来ていたと聞いて驚く。
学芸員の説明を聴くことが出来るかもしれない。
8.古民家 春屋
中山道(R142)を進む。
中山道と甲州街道の交点は、下諏訪町である。
歴史ある街に、歴史ある古民家ギャラリーがある。
「春屋」で、一服する。
この坂道を、御柱が通るのは2016年の春。
解散
朝の集合場所に着いたら、解散。
8時から、16時半ころまで、八ヶ岳を、反時計回りに回った。
高原の風に吹かれて、見て、聴いて、食べて、・・・。
さあ、また明日から、元気を出してまいりましょうゼィ、ご同輩!!